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iTMSのインパクト

やっとこさ、日本でもiTunes Music Storeがオープンしました。
 
いままでパッとしなかった日本の音楽配信サービス、競合他社サイトは戦々恐々とする一方で、iTMSがこの市場を一気に広げてくれることを待ち望んでいたような気がします。ソニー、ワーナーなど一部の大手が参加しない、150円と200円の2本立て価格とミソがついてしまったのが残念ですが、それでも100万曲のインパクトは大きい。
 
実際にアクセスしてみましたが、品揃えはまずまず。でも普段邦楽を聴かない私でもちょっと聴いてみたくなるような仕掛けがいろいろとされています。クレジットカードをあらかじめ登録しておく方法なので、支払いの感覚が希薄になってくるのがコワイっす。
 
iTMSの優位性のひとつはiTunesの優れたUIです。あえて通常のブラウザを使わないことで、検索、ダウンロード、アーカイブ、iPodへの転送までほとんどオートマチックとなるこのシステムは、現時点では唯一無二。一度味わうと他社への乗り換えは難しい。逆の視点から見るとiTunesに対応できていないWindows Me以前、Mac OS 9以前、Linux などなどは清く切り捨てられていて、これをどうみるかという部分はあるのかな。

本日付けの日経産業新聞には今回のミソがついてしまった部分が今後のiTMS世界戦略に及ぼす影響を懸念しています。つまり、価格等の面でアップルがレコード会社に譲歩してしまったことで今後の音楽配信の主導権がアップルからレコード会社のほうに移ってしまうのではないかということ。
 
実際に現在も価格決定権はレコード会社にあるため、iTMSのオープンに合わせて音楽配信サービス各サイトでiTMSに合わせた価格の引き下げ、利用制限の見直しがされています。
 
音楽配信サービス各社が楽曲価格を一斉値下げ、iTMSと同額に (MYCOM PC WEB)

レーベルゲートの音楽配信サービス「Mora」は、東芝EMI、エイベックスネットワーク、コロムビアミュージックエンタテインメント、ブルース・インターアクションズ、ジェイディスクビーイング、レインボーエンタテインメント、エルディー・アンド・ケイの楽曲を1曲150円または200円で販売する。楽曲配信ルールも変更されており、7社の楽曲については、対応デジタルオーディオプレーヤーへの転送が無制限、CDへの書き込みが10回までとなった。

しかし、主導権をレコード会社が握ったところで彼らがさらなる利益を得られるかというとどうかな。もともと1曲99セントという価格はP2P対策、海賊盤対策の側面があったはず。価格を上げたり利用の制限を加えることは、イリーガルな楽曲流通に油を注ぐ結果になりかねないだろう。
 
ITmedia ライフスタイル:ジョブズ氏来日――「iTMS-Jは日本のためにつくられた」 (1/2) 
 
ちなみに、スペシャルゲストはBeckだったそうで。

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2005年08月05日 10:57に投稿されたエントリーのページです。

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