最近知った日本政策投資銀行の調査研究リポートのページ。経済・産業多岐に渡るレポートが掲載されていて、なかなか読み応えがあります。内容と言い、ボリュームと言い、これだけのものが無料で読めるとは。
さて、その中で今日取り上げるのは、
eコマース:インターネット上における売買活動の潜在成長力と枠組み[PDF]
(トップ>ダウンロードセンター>海外駐在員事務所レポート>ロサンゼルスにあります)
難しいタイトルがついていますが、二大eコマースサイトであるeBayとamazon.comを取り上げて、その成り立ちからスタンスの違い、eコマース全体に与えた影響などについて書かれています。
このレポートでeコマースでの価格決定のメカニズムについて興味深い記述が見られます。この部分を要約すると、
インターネットではリアル市場よりもより多くの情報を得ることができるので、消費者は自然と最低価格に引き寄せられると考えられていた。しかし実際は、信頼、親しみ、利用経験などの要素の影響が大きく、単純に安い価格のものが支持されるわけではない。また、同じ商品でも宣伝や顧客サービス、顧客認知度などによる差別化によって商品価値の認識が変わってくる。のだと。
さらに噛み砕くと、顧客とのコミュニケーションの度合いによって、同じ商品・価格でも受けとめられ方が違うよ、ということか。
ネットビジネスの世界では、まだまだ日本は米国を数年遅れで追いかけている状態のように思うので(もちろんその差は急激に縮まってきていますけど)、米国のレポートを読んでおくと後々役立つかもしれないですね。
このビジネスレポートのシリーズですが、最近のウォルマートの企業イメージ凋落を書いたレポートもいいですよ。もちろん、サム・ウォルトンの自伝といっしょに読みましょう。